国の終焉
Sunday, August 1, 2004
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「十二国記」を読んでいて疑問に思うのは、著者である小野不由美さんがどこまで話を書き続けるつもりなのかということです。もっと具体的に言えば、奏や雁の王朝が倒れるまで書き続けるのかということが、とても気になっています。
十二国記の世界の法則では、一人の王が王朝を築き、そしてその王の死と共に終りを迎えます。「華胥の幽夢」で利広が考えているように、どんな賢帝がどんなに優れた治世を敷いても、王朝はいつか必ず倒れます。宗王も、延王も、供王も、そして景王も、いずれ例外なく。
そんな瞬間を見たくはないけれど、その先にあるものを見てみたいという矛盾した気持ちが自分の中にあるのもまた事実です。
何事にも終焉があるからこそ始まる事ができる。真の永遠などこの世にはないと私は思う。故に終末は美しい。国の成り立ちも同じこと。
「花咲ける青少年」(樹なつみ)7巻より