エンダーのゲーム
Wednesday, December 22, 2004
[novel, SF]
オースン=スコット=カードの「エンダーのゲーム」を読みました。その年のヒューゴー賞とネビュラ賞を同時受賞したSF小説です。あらすじを読むとものすごくハードなSFみたいだれど、実際は一人の少年の成長記です。天才であるがゆえに訓練の中で意図的に隔離され、敵対させられ、それでもかつてそこにあったほんの少しの幸せのために不公平な「ゲーム」を続けるエンダー。最高の司令官となり得る才能と、幼い少年の孤独で押し潰されそうな心とが常にせめぎあっていて痛ましかったです。真実を知った彼の絶望も。著者がモルモン教徒であるということも念頭にいれておくとおもしろいかもしれません。この刊だけで完結していますが、続編やら姉妹編やら作中作やらがいろいろと刊行されていて、どれから読めばいいのか悩むところ。2006年に映画化されるみたいです。