第六大陸1
Sunday, December 26, 2004
[novel, SF, 小川一水]
イラク戦争に関する記述があったのでいつの発行かと思ったら、2003年でした。ほんの少し未来の世界で、民間で月に商業施設を作ってしまおうというお話。未来といっても宇宙開発に関する状況は今とほとんどかわりなくて、困難な依頼をどうやって実現へと導くかという、SFというよりはもうちょっと(嫌な意味ではなく)泥臭いかんじです。宇宙開発が進展しない理由として「月へ行く目的がない」というのはなるほどその通りだと思いました。危険な宇宙へなんていかなくても(今のところ)人は生きていけますものね。私は宇宙から地球を見ることができたら死んでもいいと思っているけれど、かといってそのために何か努力しているわけではないですし。下請け会社の方々の情熱は充分に伝わってくるけれど施主の真意は未だ掴めず、壮大なお友達探しは成功するのか、というところで次刊へと続きます。よく見たら表紙デザインは「プラネテス」の幸村誠さんでした。「プラネテス」の方がもっと未来の話だけれど、世界観には近いものを感じます。