ミュシャ展
Wednesday, March 9, 2005
[museum, ueno]
東京都美術館で開催されている「ミュシャ展」に行ってきました。まだ会期終了まで余裕があるし、平日なので空いているかと思って行ったのですが、意外に混んでいました。(単に建物の容積の問題かもしれません。)
ミュシャの商業デザインはとてもバランスのとれたものだと思います。自らの芸術性を示しつつ、デザインを手掛けたものを商業的な成功へと導いてもいる。(今の広告はどちらかにぶれ過ぎていて、バランスが悪いと思います。)でも、商業デザイナーとしての成功は果たしてミュシャが望んだものだったのかということはずっと疑問でした。だから、お馴染みの繊細な線が美しいリトグラフも素敵だったけれど、暗い色彩のパステル画や油彩の方が興味深かったです。彼の葛藤が垣間見えたような気がしました。晩年の、優美とはほど遠く壮大な「スラヴ叙事詩」はいつか実際に見てみたいです。