ピアノの森
Sunday, May 15, 2005
[comic]
森の奥に捨てられたピアノ。壊れていて音が出ないはずのそれを弾くことのできる少年。
成長物語だけれど主人公のみが成長するのではなくて、主人公との関わりの中で誰もが少しずつ成長していきます。「花田少年史」でも感じたけれど、子供の描き方が本当に上手。無神経で、残酷で、まっすぐで、大人が考えているよりもずっとずっと強い。連載が再開されて何よりです。
正装して、かしこまって聴く音楽よりも、リラックスして聴く音楽の方が好きです。(正装すること自体は嫌いではありませんが。)葉加瀬太郎さんや榊原大さんみたいに楽しそうに演奏する方たちは、見ているだけで気持ちがいいです。
ひさしぶりにピアノが弾きたくなりました。以前のようには指が動かないことが自分でわかっていてずっと遠ざかっていましたが、鍵盤に触りたくなりました。なかなか練習する時間をとれなかったけれど弾く行為そのものは楽しかったということを、しばらく忘れていました。
玉石混淆だけれどときどきこういう物語に出逢えるから、漫画はやめられません。それは、フィクション全体にいえることですけれども。