ライトノベル読者はバカなのか?
Monday, August 29, 2005
[magazine]
ダ・ヴィンチ9月号の巻頭特集。冲方丁さんと米澤穂信さんのインタヴューが掲載されていたので購入してみました。公式サイトによると、若い女性にライトノベルを読んでもらおうという企画らしいのですが、若い女性というところでは合致するもののライトノベルを読むこともある私としてはインタヴュー以外は特に意外性はなかったです。
ライトノベルにまつわる諸問題というのは、出版業界側にも原因があるのだと思います。業界内におけるライトノベルに対する差別というのは、例えば乙一さんのあとがきを読むと垣間見ることができますし、何号か前の同じ雑誌に某大手出版社の編集者の「持ち込みは歓迎するけどライトノベルは勘弁」というような言葉が掲載されていたのを覚えています。ただでさえ出版不況なのに自分で門戸を狭めてどうするんだろうと思った記憶が。
直木賞を受賞した唯川恵さんや本格ミステリ大賞を受賞した乙一さん、ほかにも米澤穂信さんや真瀬もとさんなど、ライトノベル畑の出身で名義を変えずに一般書籍を出して評価を得ている作家さんはたくさんいるので、ライトノベルと一般書籍の溝は浅くなってくるのではないかなと思っています。小野不由美さんの「十二国記」シリーズや米澤穂信さんの「氷菓」「愚者のエンドロール」のように、ライトノベルレーベルで刊行されたものを装丁だけ変更して一般の文庫から出しなおすケースも増えていますし。中身よりも外見が大事、という方も多いので道は険しいのでしょうけれども。